水産加工品まめ知識 - 岩内海産商協同組合

巻き網漁法「seine」

にしんの漁法には、巻き網の漁法である「seine」と刺し網の漁法「gillnet」の2種類があります。
ここではアラスカのBristol湾にあるTogiakでの巻き網漁法を解説していきます。

k_img_seine

巻き網漁は漁船の後ろから小型のボートで網を巻いて漁を行います。

k_img_seine2

巻いた網を上げているところです。

k_img_テンダー

にしんを水揚げするのは漁師。そのにしんを運ぶのは「テンダー」と呼ぶ運搬船です。
日本とは違い、にしん漁は作業内容ごとに担当する船が違います。

k_img_テンダーよりポンプアップ

運搬したにしんはポンプを使って吸い上げ、加工船「フローター」へと搬入されていきます。

k_img_トランパー&フローター&テンダー

手前の船が運搬船の「テンダー」。真ん中の船が「フローター」と呼ばれる加工船で、
ニシンを加工する作業が行われます。
左側の一番大きな船が「トランパー」と呼ばれ、加工された冷凍にしんはこの船へと積まれていきます。

テンダーが運んできたニシンはフローターで冷凍加工され、トランパーで冷凍保管されます。
この後トランパーは日本へと向かい、石狩港へ入港します。

k_img_トランパー積み込み

トランパーへの積み込み作業は写真のようにクレーンを使って行われます。

k_img_トランパー積み込み2

クレーンを使って積み込む際にはロット順にトランパー内にきれいに積まれていきます。